いつもご視聴いただき誠にありがとうございます。釣りって、学べる。です。今回のテーマは「エギングのシャクリ方」を解説していきます 。
春エギングの解説につきましては「春エギングのポイント」で紹介しております。
今回はエギングの誘い方「シャクリ」について、色々な方法があるが、どのような時にどのような仕方を使えばいいのか?などを方法と使い方をまとめてみました。今回、「シャクリ」と「ジャーク」については、訳せば同じ意味をもっているようですが、エギングで主に使用するテクニック名として紹介いたします。今回のエギングのシャクリ方を学ぶことによって、エギでアオリイカを誘う方法「釣る力」を身に付けることができます。
最後まで宜しくお願い致します。
いつものように結論からみていきましょう。
- [シャクリ]縦の動きで誘う
- [ジャーク]横の動きで誘う
- [ズル引き]体力温存で誘う
- [ボトムステイ]放置で誘う
それではこの4つについて解説していきます。
エギのシャクリとは
シャクリ方を解説する前に、そもそもエギをシャクリとは何かみていきます。
エギを投げて、エギを沈めたあと、
ロッドを大きく上に振って、エギを水中で高く跳ね上げるアクションのことをシャクリと言います。
諸説ある起源のひとつに、餌木(エギ)は、江戸時代から伝わる日本古来のルアーで、松明(たいまつ)を燃やして漁に出ていた薩摩(現在の鹿児島県)の漁師が、
焦げた松明を海の中に落としたところ、イカが焦げた松明に抱きついたことが始まりとされています。
その松明をもっと良く釣れるように、地域や環境に合わせて改良されたものが、現在のエギの原点になります。
ちなみにオモリ(シンカー)には古銭(お金)が付けられていました。
昔は、夜に船の上から餌木を上下させて誘っていたり、
岸からでも投げて巻くだけの釣りでした。
ロッドやリールの性能、PEラインの登場により、シャクリのパターンが増えたことで、岸からのエギを使ったシャクリのパターンが増え、現在の「エギング」となっています。
[シャクリ]縦の動きで誘う
[シャクリ]縦の動きで誘うについて解説いたします。
シャクリとは、ロッドを上下に動かし、エギで高く跳ね上げて、アオリイカに対して縦に広くアピールすることができます。沈める(フォール)時間も長く作ることができるため、
アオリイカがエギに抱き着く時間(アタリの時間)を長く取ることができます。
シャクリには次のような方法があります。
- 1段シャクリ
- 2段シャクリ
- 3段シャクリ(多段シャクリ)
1段シャクリ
1段シャクリとは、ロッドを大きく1回だけ上げる方法です。8時(4時)から12時の位置まで上げたり、8時から10時ぐらいまで上げたり、シャクリの大きさでエギを跳ね上がる高さも変わってきます。
最も基本的な方法で、ボトム付近にいるアオリイカに対して効果的です。
2段シャクリ
2段シャクリとは、ロッドを2回上げる方法です。1回目は8時(4時)から9時の位置まで上げて一旦止めます。そして、2回目を9時(3時)から12時に連続で上げて、エギを2段階で跳ね上げます。
1段目のシャクリでエギの頭を上に傾けて、2段目のシャクリで上げるため、エギを少しでも真上方向に跳ね上げたいときに効果的です。
3段シャクリ(多段シャクリ)
3段シャクリ(多段シャクリ)とは、ロッドを3回以上上げる方法です。2段シャクリの要領で、9時から12時までにロッドを3回以上連続で上げて、エギを3段階以上で跳ね上げます。
2段シャクリよりもさらに真上に跳ね上げたい時に効果的です。
[ジャーク]横の動きで誘う
[ジャーク]横の動きで誘うについて解説いたします。
ジャークとは、シャクリが上に高く跳ね上げるのに対して、ジャークはエギを(ダート)左右に動かす方法です。
アオリイカに対して横に広くアピールすることができます。アオリイカが付きやすい沈み根や障害物周りを丁寧にじっくりと探る時に有効な方法です。特に好奇心旺盛な秋のアオリイカには効果があります。
ジャークには次のような方法があります。
- ワンピッチジャーク
- ハイピッチジャーク
- スラックジャーク
ワンピッチジャーク
ワンピッチジャークとは、1段シャクリを細かく行う方法です。小さいシャクリ(10時から11時)の後にリールを1回転させて、糸ふけを取り、また小さくシャクリを入れて、リールを巻く。これを繰り返し行います。
エギが段階的に小さく跳ね上がっていくので、エギがアオリイカから逃げる小魚や甲殻類を演出したい場合に効果的です。
ハイピッチジャーク
ハイピッチジャークとは、ワンピッチジャークを素早く行う方法です。
高速にシャクることでエギも素早く小刻みに跳ね上がり広範囲にアピールしたいときに効果的です。
スラックジャーク
スラックジャークとは、ワンピッチジャークを(ラインスラッグ)糸ふけを出した状態で行う方法です。糸ふけがある状態でシャクリやジャークを行う方法のため、あえて移動距離を抑えることができます。活性の低いアオリイカに対して効果的です。
コンビネーションジャーク
コンビネーションジャークとは、様々なシャクリやジャークを組み合わせた方法です。スレたアオリイカや警戒心の高いアオリイカに効果的です。
[ズル引き]体力温存で誘う
[ズル引き]体力温存で誘うについて解説いたします。
ズル引きとは、エギをシャクリやジャークなどはせずに、着底させて底をリールを巻いて這わせる方法です。PEラインがまだないころは、ズル引きの釣り方が主流でした。
底をゆっくり動くエギは、体力を温存するために、いかにして動かず大きなエサを食べれるかを意識した春のアオリイカに効果的です。
また、安定した水温を求めてボトムに移動していく、冬のアオリイカにも効果的です。
[ボトムステイ]放置で誘う
[ボトムステイ]放置で誘うについて解説いたします。
ボトムステイとは、エギをボトムまで着底させ、そのまま放置しておく方法です。潮の流れを利用してエギが流されたり、ゆらゆらとした動きができます。ズル引きよりもさらに、春の体力を温存したいアオリイカや、冬のボトムに移動したアオリイカ効果的です。
まとめ
[シャクリ]縦の動きで誘うについて、シャクリは、エギを高く跳ね上げて、アオリイカがエギに抱き着く時間(アタリの時間)を長く取るために効果的な方法です。1段シャクリ 最も基本的な方法で、ボトム付近にいるアオリイカに対して効果的です。2段シャクリ エギを少しでも真上方向に跳ね上げたいときに効果的です。3段シャクリ(多段シャクリ)2段シャクリよりもさらに真上に跳ね上げたい時に効果的です。
[ジャーク]横の動きで誘うについて、ジャークとは、ジャークはエギを(ダート)左右に動かす方法です。アオリイカが付きやすい沈み根や障害物周りを丁寧にじっくりと探る時に有効な方法です。特に好奇心旺盛な秋のアオリイカには効果があります。ワンピッチジャーク エギが段階的に小さく跳ね上がっていくので、エギがアオリイカから逃げる小魚や甲殻類を演出したい場合に効果的です。ハイピッチジャーク 高速にシャクることでエギも素早く小刻みに跳ね上がり広範囲にアピールしたいときに効果的です。スラックジャーク 活性の低いアオリイカに対して効果的です。コンビネーションジャーク スレたアオリイカや警戒心の高いアオリイカに効果的です。
[ズル引き]体力温存で誘うについて、エギをシャクリやジャークなどはせずに、着底させて底をリールを巻いて這わせる方法です。いかにして動かず大きなエサを食べれるかを意識した春のアオリイカや安定した水温を求めてボトムに移動していく、冬のアオリイカに効果的です。
[ボトムステイ]放置で誘うについて、エギをボトムまで着底させ、そのまま放置しておく方法です。ズル引きよりもさらに、春の体力を温存したいアオリイカや、冬のボトムに移動したアオリイカ効果的です。
今回の授業は以上となります。エギングのシャクリ方の授業が、アオリイカ釣果アップの手助けに少しでもなれれば幸いです。
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今日が人生で一番楽しい日です!釣りは参考になることはあっても答えはありません。自分の頭で考えて、行動して、改善していくことが、釣りの上達や楽しさに結びつくと思います。これからも釣りを学んで幸せな道を歩んで行きましょう!
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