[2022]春エギングのポイント

🦑エギング

 いつもご視聴いただき誠にありがとうございます。釣りって、学べる。です。今日も一緒に釣りの勉強をしていきましょう。今回のテーマは「2022春エギングのポイント」を解説していきます。

 昨年、配信させて頂きました「冬エギングのポイント」も合わせてご視聴頂けましたら、学びの効果がありますので、お時間がございましたら宜しくお願いいたします。

 春のエギングの一番の魅力というのは、身近なポイントで大きなイカが釣れることになります。秋のイカは、手のひらサイズが中心ですが、春は、胴の大きさで30cm~40cm、重さにすると1kg前後が平均で、大きなものでは3kgを超える超大物まで狙えます。この授業を受けることによって、春イカの特徴を理解でき、アオリイカを「釣る力」が身に付きます。

最後まで宜しくお願い致します。

いつものように結論からみていきましょう。

  • [時期]クロダイ乗っ込み後
  • [場所]海藻と潮通し
  • [攻略]シャクリ小さめ底狙い

この3つについて解説していきます。

[時期]クロダイ乗っ込み後

クロダイ乗っ込み後について解説いたします。

 地域によって異なりますが、一般的な始まりは4月下旬からになります。春になると外の気温は暖かく感じますが、海水温は外気温よりも暖かくなるのが遅く、水温はまだ低い状態になります。

 秋に生まれたアオリイカは、冬は深場に落ちていますが、春に向けてそこから徐々に浅場に上がってきます。

春エギングが始まる目安の水温は17〜18℃になります。

 クロダイの産卵活動が17℃~18℃で始まります。いわゆる「乗っ込み」といわれます。ほぼ同時にアオリイカのベストシーズンが始まりますので、釣具屋さんや釣り新聞などの情報を参考にされてみることをおすすめ致します。

 また、船からのエギング情報も参考になります。釣れるポイントが10m前後の情報が増え始めると、岸からのエギングが狙えるようになってきます。

 産卵行動に入ってしまうと、エギに反応しにくくなりますので、春エギングは6月下旬ころまでになります。

7月以降からは、夏エギングに突入します。

[場所]海藻と潮通し

 海藻と潮通しについて解説いたします。

 秋のエギングは、漁港の内側や外側どこでもアオリイカが釣れますが、春は場所が限られています。春のアオリイカは産卵を意識しています。体力を消費せず、効率よくエサを獲りたいという意識が強いため、小魚が集まるポイントや、アマモ、ホンダワラ、カジメなどの産卵に適した海藻が生い茂っている場所に集まります。

春エギングにおいて最も重要なポイントとなる海藻について、詳しくみていきましょう。

 海の森とも呼ばれる「藻場」は、陸地を囲むようにして生い茂っています。海藻が存在しなかったら、豊かな水産資源の恩恵を受けることができず、海の環境は悪化し汚染が進んでしまいます。

藻場の主な役割は次の2つです。

1.水質の浄化

  • 富栄養化の防止
  • 透明度の増加と濁り防止
  • 酸素の供給

2.生物多様性の維持

  • 産卵場の提供
  • 仔魚・稚魚の保育場の提供
  • 流れ藻として産卵・保育場の提供

 藻場がなければ生態系が崩れてしまうということになりますので、藻場は身近に欠かせないものになります。

 それでは、春エギングにとって最も重要な藻場をどうやって見つけることができるかみていきます。

 水深が深いところになれば、見た目で確認することが厳しく、エギを底まで着底させて藻がエギに付いてくることで確認する必要があります。

水深が10m以下の浅いところであれば、干潮時に釣り場に行って観察することで海藻を見つけることができます。

 アマモは、内湾や入り江の波の静かな砂泥底で、生育の水深の下限は10m程度(内湾では5m前後)になります。

 ホンダワラは、底質が岩礁(がんしょう)域・転石(てんせき)域・礫(れき)域で、ひとことでいうと岩場です。生育水深の下限は、15m程度になります。

カジメは、岩礁域に形成、生育水深の下限は、15m程度になります。

 春エギングは藻場をしっかりと把握することがとても大切になります。春エギングが本格的に始まる前に、干満の差が大きい新月大潮の干潮時に、気になるポイントへ下見に行ってみることをおすすめします。

 潮通しとは、潮の流れがある場所のことをいいます。特に、沖の潮が近くを通っている場所や、潮の中心である本流が、岸から近い場所を「潮通しの良い場所」といいます。アオリイカも魚と同じで潮の流れに乗って移動してきます。

 具体的なポイントとしては、岬、堤防の先端、外洋に近い場所になります。

 潮通しが良い場所は、プランクトンや小型の魚も多く、それを狙った大型魚も多くなります。もちろん、アオリイカも小魚を狙ってきますので、潮通しが良い場所はアオリイカが釣れる可能性が高くなります。

[攻略]シャクリ小さめ底狙い

シャクリ小さめ底狙いについて解説いたします。 

 場所と同じくらい重要なポイントは、(レンジ)深さもしっかりと把握する必要があります。

春イカはとても賢く、警戒心も強くなります。秋エギングのように、エギを追いかけてくることは少ないため、アオリイカがいるポイント、(ボトム)底から中層を狙い、しっかりとエギを見せることが重要になってきます。

 エギを(ボトム)底まで沈めて、複雑なロッド操作は必要ありません。糸ふけを取って、ロッドを真上まで一度上げて、テンションフォールさせるだけで十分です。

 イメージとしては、エギをボトムから1m程度の範囲でゆっくりと上下させるような感覚です。

 アオリイカは群れで行動することが多いため、一匹釣れた場所に再びエギを通すと、連続で釣れる可能性があります。

 神経質な春イカの警戒心がゆるむ朝夕のマズメはさらに釣れる確率が上がります。

まとめ

 クロダイ乗っ込み後について、地域によって異なりますが、一般的な始まりは4月下旬からになります。春エギングが始まる目安の水温は17〜18℃になります。クロダイの産卵活動が17℃~18℃で始まります。いわゆる「乗っ込み」といわれます。少し後にアオリイカのベストシーズンが始まりますので、釣具屋さんや釣り新聞などの情報を参考にされてみることをおすすめ致します。6月下旬ころまでが春エギングの狙いやすい時期になります。

  海藻と潮通しについて、春のアオリイカは産卵を意識して、体力を消費せず、効率よくエサを獲りたいという意識が強いため、小魚が集まるポイントや、アマモ、ホンダワラ、カジメなどの産卵に適した海藻が生い茂っている場所に集まります。春エギングは藻場をしっかりと把握することがとても大切になります。春エギングが本格的に始まる前に、干満の差が大きい新月大潮の干潮時に、気になるポイントへ下見に行ってみることをおすすめします。

 潮通しとは、潮の流れがある場所のことをいいます。具体的なポイントとしては、岬、堤防の先端、外洋に近い場所になります。 潮通しが良い場所は、プランクトンや小型の魚も多く、それを狙った大型魚も多くなります。もちろん、アオリイカも小魚を狙ってきますので、潮通しが良い場所はアオリイカが釣れる可能性が高くなります。

 シャクリ小さめ底狙いについて、場所と同じくらい重要なポイントは、(レンジ)深さもしっかりと把握する必要があります。アオリイカがいるポイント、(ボトム)底から中層を狙い、しっかりとエギを見せることが重要になってきます。エギを(ボトム)底まで沈めて、複雑なロッド操作は必要ありません。糸ふけを取って、ロッドを真上まで一度上げて、テンションフォールさせるだけで十分です。イメージとしては、エギをボトムから1m程度の範囲でゆっくりと上下させるような感覚です。神経質な春イカの警戒心がゆるむ朝夕のマズメはさらに釣れる確率が上がります。

今回の授業は以上となります。2022春エギングのポイントの授業が、アオリイカを「釣る力」の手助けに少しでもなれれば幸いです。

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