いつもご視聴いただき誠にありがとうございます。釣りって、学べる。です。今回のテーマは「触ると危険な海の魚と生き物」を解説していきます 。
海にはいろんな魚や生き物が棲んでいます。狙っている魚以外にもいろいろな魚が釣れることもあり、鋭いトゲや歯を持つもの、毒針を持つものなど、危険な魚や生き物もたくさんいます。今回の「触ると危険な海の魚と生き物」を学ぶことによって、どの生物のどこの部分が危ないのかを知ることができ、不用意に触ってしまう心配も少なくなします。最後まで宜しくお願い致します。いつものように結論からみていきましょう。
- 毒の針を持つ生き物
- 鋭い歯を持つ生き物
- 鋭い体を持つ生き物
この魚や生き物たちについて解説いたします。
毒の針を持つ生き物
毒の針を持つ生き物について解説いたします。
海には毒針を持つ魚や生き物がたくさんいます。ヒレなどに毒を持つ魚が釣れることはよくあり、魚や毒の種類によって異なりますが、刺されると腫れと激しい痛みを伴います。最悪の場合、死に至ることもあります。調理する際にも、ハサミでトゲの先端をカットすることも必要になります。
ゴンズイ ナマズのような体型で黒色の体に黄色の縞模様があり、口にひげがあります。かわいい顔をしていますが、背びれと胸びれの棘(とげ)に毒腺があります。夜行性で夜釣りなどで釣れます。死んだ後もしばらくの間、毒腺は生きているため、注意しましょう。
カサゴ(オニカサゴ、サツマカサゴ、ミノカサゴ、イソカサゴ)カサゴの仲間は背ビレや胸ビレのトゲに強い毒を持っている魚が多くいます。毒性の強さは種類によって異なりますが、強いものだと刺されたところの痛みや腫れと合わせて、呼吸困難や痙攣などの症状を引き起こすこともあります。
オコゼ(オコゼ、ハオコゼ、オコゼ、)オコゼもカサゴと同じように背ビレや胸ビレのトゲに強い毒を持っている魚が多くいますので注意しましょう。
アイゴ アイゴの仲間には背ビレに13本、尻ビレに7本の毒トゲがあります。釣り上げたあと、針から外すときなどに刺されないように注意しましょう。刺されると激痛が走り、しびれや痛みが続きます。
アカエイ 長い尾の付け根には、毒があるノコギリ状の大きな棘(とげ)があります。棘は非常に硬く長靴なども容易に貫通し、体に触れると尾を曲げて刺してくることがあります。砂地にひそむエイを誤って踏んでしまい刺されるケースが多くあります。
ウミケムシ ウミケムシ類は釣り餌などに使うゴカイに近い仲間で、体側に生えている剛毛に毒があります。手などが剛毛があたった場合、毛の中にある毒液が注入されます。刺されると痛痒くなり、患部に剛毛が残ります。
ヒョウモンダコ 浅い海に生息する小さなタコの仲間です。タコの仲間には唾液腺から毒を分泌し、カニなどの餌となる生きものを麻痺させて捕食するものがいます。ヒョウモンダコが持つ毒はフグ毒(テトロドトキシン)で、ヒョウモンダコに咬まれると呼吸困難などを起こして、死に至ることがあります。
クラゲ(アカクラゲ、アンドンクラゲ、カツオノエボシ、ハブクラゲ)クラゲには触手などに毒があり、触ると刺されてしまいます。毒の強さはクラゲの種類によって様々で、命に関わるほど強力な毒を持つクラゲもいます。釣りをしているときにクラゲの触手が仕掛けに絡まってしまうことがあります。触手を指で取り除こうとして刺されてしまいますことがありますので注意しましょう。
ウニ(ガンガゼ、ラッパウニ)磯場でよく見かけるウニの仲間にも毒があるものがいます。ムラサキウニやバフンウニなどの一般的なウニには毒はなく、触ったり、手に乗せたりするぐらいではトゲが刺さることはありませんが、中には毒を持つものがいるので注意しましょう。
鋭い歯を持つ生き物
鋭い歯を持つ生き物について解説いたします。
海には鋭い歯を持つ魚や生き物がたくさんいます。油断しているとカミソリのような鋭い歯で噛まれてしまい、少し触れただけで大量に出血することもあります。また、中には貝を噛み砕く強力な顎と歯を持つものもいます。
タチウオ 銀に輝く魚体と、鋭い歯。「カッターの刃に匹敵する」ほど切れ味は抜群です。
ヒラメ 鋭い歯を持っており、噛まれると大けがをします。ハリを外すときは、口に手をかけないようにしましょう。
マゴチ 一見、目立ちはしませんが、背ビレとエラの近くにトゲがありますので、注意しましょう。
タイ(マダイ、クロダイ、イシダイ) タイと名の付く魚の口には絶対に指を入れてはいけません。タイは鋭い歯とカニや貝を噛み砕く強力なあごを持っています。例え、小さなのタイでも口に指を入れないようにしましょう。
クロダイやイシダイなどのタイと名の付く魚の口には絶対に指を入れてはいけません。
アナゴ 見た目によらず、噛む力がとても強い生き物です。針を外す際は無理をせず、プライヤ―などを使用しましょう。
ウツボ 磯釣りなどで釣れるウツボは、鋭い歯を持っています。プライヤ―などを使って、針を外そうと手を近づけると噛みついてくることもあります。ハリスごと切るほうが安全な場合もありますので、十分な注意が必要である。
鋭い体を持つ生き物
鋭い体を持つ生き物について解説いたします。
海には鋭い体を持つ生き物がたくさんいます。ヒレや歯のようにはっきりと危険と分かるものもいれば、体の表面に鋭い突起があったり、強力な部位を持つものがいます。
ニザダイ ニザダイの仲間には、尾ビレの付け根にトゲがあります。トゲに毒はありませんが、トゲはナイフのように鋭く、釣り上げたときに掴もうとするとトゲで切られて、大けがをすることがあります。
アジ アジにも、尾ビレの付け根にゼイゴというギザギザしたウロコが並んでいます。また、尻ビレの前にもトゲがあります。釣りではメジャーな魚ですが、手で握りこむと、このトゲが手に刺さってしまうことがあるので注意しましょう。
メバル アジと同じく人気があるターゲットだけに安全と思われがちですが、背ビレのトゲで怪我をしないように注意しましょう。
スズキ カミソリに匹敵するほどの鋭い背ビレとエラがあります。不用意に触れないよう注意しましょう。
イシカニ はさむ力がとても強く、大きなハサミを持っています。カニを捕まえようとして、手や指をはさまれると危険です。大きなカニほど、はさむ力が強いので注意しましょう。
ガザミ ワタリガニとも呼ばれています。釣りをしていると泳いでいる姿を見かけることがあります。とても強いハサミを持つ「カニハサミ」が「ガザミ」の由来になるくらい、強靭なハサミを持っています。
シャコ 大きな前足で獲物や敵を叩く習性があり、硬い貝殻を割ってしまうほどの破壊力があります。不用意に指を近づけないようにしましょう。
まとめ
今回のまとめです。
触ると危険な海の魚や生き物で怪我をする原因は、知らずに触ってしまうからです。
- 毒や鋭いトゲなどがあることを知らずに掴んだり握ったりする。
- 子どもが好奇心で触ってしまう。
- 慣れからくる不注意。
ケガをしないために重要なことは「知らない魚や生き物は、絶対にさわらない」
怪我をしないようにするには、むやみに素手で触らないこと。特に見慣れない魚や生き物は、まずは警戒しましょう。釣りに慣れていない方や子供と釣りをされる場合は、生き物の扱い方を教えてあげましょう。
万が一、危険な魚が釣れてしまった場合には、フィッシュグリップや魚バサミを活用しましょう。それでも危ないと感じたら、ハリスを切って逃がすなど、無理をしないようにしましょう。
また、毒がある魚は死んでも毒が残っています。釣った魚を陸に放置しない。放置されている魚に触らないようにしましょう。不注意により刺されたり大量に出血を伴うケガをした場合は、迷わず病院に行くことをおすすめします。
正しく恐れて釣りを楽しみましょう!
今回の授業は以上となります。触ると危険な海の魚と生き物の授業が、ケガの防止に少しでもお役に立てれば嬉しいです。
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今日が人生で一番楽しい日です!釣りは参考になることはあっても答えはありません。自分の頭で考えて、行動して、改善していくことが、釣りの上達や楽しさに結びつくと思います。これからも釣りを学んで幸せな道を歩んで行きましょう!
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