波動と釣り

🧵タックル(釣り具)

 いつもご視聴いただき誠にありがとうございます。釣りって、学べる。です。今日も一緒に釣りの勉強をしていきましょう。今回のテーマは「波動と釣り」を解説していきます 。

 ルアーのパッケージや釣り雑誌などでよく「波動」というキーワードを見にしたことがあると思います。ひとことに波動をといっても具体的にイメージできるものでもないと思います。今回はこの「波動」について解説いたします。波動と捕食の関係についての研究は、今でも行われていて、はっきりとした答えは出ていませんが、波動はないよりもあったほうが釣れるデータも多くあります。この授業を受けることによって、魚を釣ることが経験や勘でなく、釣れるまでの過程をしっかりと道筋を立てて考えることができるため「釣る力」を上げることができます。

最後まで宜しくお願い致します。

 いつものように結論からみていきましょう。波動とは物理的に様々なものがありますが、ルアーにおける重要な波動は次の3つがあります。

  • 水波(すいは)
  • 音波(おんぱ)
  • 光波(こうは)

 この3つについて解説する前に「側線(そくせん)」について解説いたします。

側線とは

 側線とは、魚の側面に、1列に並んだ多くの小さな穴があり、水圧や電気などの変化を感じとるための器官があります。

 側線管といわれ、水圧や水流、振動などが伝わると、その中にある感覚毛が動くことによって水の変化がわかります。

 その水の変化を感じることによって、他の魚やとの距離を測ったり、魚同士がぶつかることなく泳ぐことができます。

水波

水波について解説いたします。

 水波とは、水の動きが水圧や水流となって伝わることをいいます。(正しくは水面の波ですが、イメージの統一感を出すために使用させて頂きます)ルアーによって強い水波を出すものや、弱い水波を出すものがあります。弱い水波を好む魚や、強い水波を好む魚がいると思います。

 この水波は、ルアーをリトリーブ(ただ巻き)させるとウォブリング(ルアーを上から見て、左右にお尻を振るような動き)をしたり、ローリング(ルアーを正面から見て、軸を中心に回転・反回転を繰り返す動き)をします。 この動きによって、ルアーが水を押したりすることで、魚に水の変化を伝えることができます。

ワームのテールやタイラバのネクタイの動きは、水波を出す要因にもなって、

捕食対象でもある小魚の尾びれやエビやアミの足の動きに似た水波を出していることになります。

音波

音波について解説いたします。

 音波とは、空気や水などの振動が音として伝わる波動のひとつです。

 音の伝わり方は、物質の密度によって異なります。簡単にいうと、固いものほど音が伝わりやすくなります。

 空気中では、音は1秒間に約340mの速度で伝わりますが、水中では、1秒間に約1500mもの速度で伝わります。

 ルアーには音波が出るように工夫されているものがあります。代表的なものでラトル(ルアーの中に入っている金属球がぶつかり合う音)があります。ルアーを接続するスナップやフックなどの金属部品も音波の要因になっています。水中では空気中より速く音が伝わりるため、魚も音の波動も感じて行動をしていると思われます。

光波

光波について解説いたします。

光波とは、光が伝わる波動のひとつです。魚は光の波長の違いから次の4つを知ることができます。

  • 色を見分ける
  • 物体の形を識別する
  • 物体の速度や方向を見定める
  • 光源の位置を知る

 色を見分けるとは、魚は赤・緑・青と合わせて、人間には見えない紫外線を含む、4種類の色を認識できる魚がいます。しかし、中には色を識別できない魚と色が区別しづらい魚がいます。

  • 識別できる・・・スズキ、マダイ、メバル、クロダイ※紫外線領域なし、他
  • 識別できない・・・カワハギ、ブリ、サメ、深海魚、他
  • 色が区別しづらい・・・アオリイカ、コウイカ、マダコ、他

 物体の形を識別するとは、比較的、沿岸部に棲む魚は、色を識別する能力を発達させた魚種が多くいますが、光があまり届かない深海に棲む魚は、明暗によって相手の形(輪郭)を把握する能力を発達させている魚種が多いようです。

 物体の速度や方向を見定めるとは、光を見るということは、物体からの光が目に届き、その物体から得られる光の情報によって、速度や方向も見定めています。

 光源の位置を知るとは、魚は光から得られる明るさから光源を知ることができます。その光源を知るということは、光が反射している魚そのものになります。

まとめ

 水波とは、 水の動きが水圧や水流となって伝わることをいいます。ルアーによって強い水波を出すものや、弱い水波を出すものがあります。ルアーが水を押したりすることで、魚に水の変化を伝えることができます。ワームのテールやタイラバのネクタイの動きは、水波を出す要因にもなって、捕食対象でもある小魚の尾びれやエビやアミの足の動きに似た水波を出していることになります。

 音波とは、空気や水などの振動が音として伝わる波動のひとつです。音の伝わり方は、物質の密度によって異なります。空気中では、音は1秒間に約340mの速度で伝わりますが、水中では、1秒間に約1500mもの速度で伝わります。代表的なものでラトルがあります。水中では空気中より速く音が伝わりるため、魚も音の波動も感じて行動をしいると思われます。

光波とは、光が伝わる波動のひとつです。魚は光の波長の違いから次の4つを知ることができます。

  • 色を見分ける
  • 物体の形を識別する
  • 物体の速度や方向を見定める
  • 明るさを見極め光源の位置を知る

 光から得られる情報によって、 色を見分ける。物体の形を識別する。物体の速度や方向を見定める。明るさを見極め光源の位置を知る 。魚は光から得られる様々な情報を元に捕食対象の魚の色、形、泳ぐ方向、位置を判断しています。

 今回の授業は以上となります。波動の学びが、釣る力の手助けに少しでもなれれば幸いです。

 釣りって、学べる。は「今よりも一歩幸せに!」をテーマに5つの力を身に付ける授業を配信しております。

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  • 潮や天候を「読む力」
  • 状況に合わせて「変える力」
  • 魚を「釣る力」
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 今日が人生で一番楽しい日です!釣りは参考になることはあっても答えはありません。自分の頭で考えて、行動して、改善していくことが、釣りの上達や楽しさに結びつくと思います。これからも釣りを学んで幸せな道を歩んで行きましょう!

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