時合とアジング

🎣アジング

 いつもご視聴いただき誠にありがとうございます。釣りって、学べる。です。今日も一緒に釣りの勉強をしていきましょう。今回のテーマは「時合とアジング」を解説していきます。

 時合(じあい)とは、魚がエサをよく食べる時間帯のことをいいます。魚は、種類や場所、釣り方によって、よく釣れる時間と釣れない時間があります。釣れる時間帯のことを「時合い」といって、魚が捕食したいと思うタイミングになります。魚も生きている以上、必ず食べていかないと生きることができないため、雨や風など、どのような状況でもいずれは必ず捕食をするはずです。この動画を見ることによって、時合を見極まることができるようになって、釣果アップにつながってきます。最後に、時合とアジングの関係についても解説いたします。

最後まで宜しくお願い致します。

結論

いつものように結論をみていきます。時合に影響する要素はこの4つになります。

  • 時間(まずめ、光量、水位、夜、昼)
  • 天候(晴れ、曇り、雨、風)
  • 水(潮位、水温、流れ、酸素量、水質)
  • エサ(食物連鎖)

それではこの4つについて解説していきます。

時間(まずめ、光量、水位、夜、昼)

時間(まずめ、光量、水位、夜、昼)について解説していきます。

時間については、次の5つがあげられます。

  • まずめ
  • 光量
  • 水位

 まずめについて解説いたします。まずめとは、日の出・日の入りの前後1時間といわれ、釣りにもっとも良い時間になります。地域や季節などによって、その時間帯は異なります。朝まずめは、プランクトンが底から出てきて泳ぎ出すと共に、小魚がプランクトンを求めて泳ぎ出します。夕マズメは、水中が薄暗くなるため魚の警戒心が薄らぎ、捕食行動に入るタイミングになります。

 光量について解説いたします。単純にとにかく明るい、とにかく暗いということではなく、明るいところと暗いところの差が重要です。いわゆる明暗部になります。明るいところにはプランクトンが集まり、すると、小魚も集まります。暗いところは、外敵から身を守るために、姿が見えにくくなる場所になります。明暗部は効率よくエサを捕食するために最適な場所になります。

 水位について解説いたします。太陽と月の引力による潮汐により、潮位が変わったり、放水が始まったりして水位が変化するタイミングも時合発生の要素。特にシーバスなど『フィッシュイーター』と呼ばれる魚をエサとしている魚の時合になります。水位が下がれば、浅いところにいた小魚やカニなどが深いところに移動したり、水位が上がれば、逆に戻ってきたりするので、エサとなるものが捕まえやすい要因になります。

 について解説いたします。夜とは、夜行性の魚になります。明るい朝から夕刻までジッとしていることが多く、あたりが暗くなると、夜行性の魚は行動時間帯に入ります。夜になるとまずは食事です。これがいわゆる「夕まずめ」になります。

 について解説いたします。昼とは、昼行性の魚になります。夜行性とが逆で、暗いうちはほとんど動かず、明るくなると動き始めます。夜は、ほとんどエサを食べることがないため、夜釣りで釣れることはほとんどありません。

天候(晴れ、曇り、雨、風)

天候(晴れ、曇り、雨、風)について解説していきます。

天候については次の4つがあげられます。

  • 晴れ
  • 曇り

 晴れについて解説いたします。晴れの日は、水温が太陽の影響をとても受けやすくなります。昼は温かくなりますが、夏場であれば高温になりやすいく、冬であれば、夜は冷たかった水温も魚にとってちょうどいい水温になってきたりもします。晴れの日は、魚が生きていられる水温の適水温や活性が高くなる最適温などが影響されてきます。

 曇りについて解説していきます。雲が出て、太陽が隠れるとあたりが薄暗くなるため、水中も薄暗くなるので魚の警戒心が薄らぎます。

 について解説していきます。特に、河川では雨が降ると増水しますが、このときには濁りと共に上流にいた小魚が河口へ流されてきます。小魚をエサにする魚にとっては、流れてきたエサを沢山食べられる状況なわけなので最高の時合となります。また、雨音で警戒心が薄らいだり、水面に雨が当たることにより、水中の酸素量が増えて高活性になったり、気圧低下がすることにより魚が表層にあがってくるなどの影響があります。

 について解説いたします。風は、波立ちを起こして水中の酸素量を増やしたり、水中に濁りを発生させたり、また、水面がゆらぐことにより、魚の警戒心が薄らぎます。

水(潮位、水温、流れ、酸素量、水質)

水(潮位、水温、流れ、酸素量、水質)について解説していきます。

水については次の5つがあげられます。

  • 潮位
  • 水温
  • 流れ
  • 酸素量
  • 水質

 潮位について解説いたします。潮が動くときは魚の食欲があがりやすくなります。水温、酸素量、エサが流れてくるなどの影響があります。

 水温について解説いたします。魚にはそれぞれ適水温があります。流れてくる潮の温度が、魚にとって適水温の範囲内であれば、魚は活発になって食欲があがります。

 流れについて解説いたします。潮の動きは1日に2回あり、干潮と満潮による潮位差が生まれます。ほかに、黒潮(日本海流)や対馬海流の影響を受けるエリアなどでは、その動きによっても潮の流れが変わります。また、風や気圧配置などでも潮は動きます。流れがあると酸素を含んだ水やプランクトンも一緒に流れてきます。

 酸素量について解説いたします。魚は水中の酸素が薄いとあまり動きたがらず、逆に水中の酸素が十分にあると活発に動き回る傾向があります。

 水質について解説いたします。雨が降って水の透明度が上がったり、逆に水が濁ると、時合が発生するタイミングとなります。特に夏は、雨が降ることによって、光量、水質、水温などに影響を与えやすくなります。

エサ(食物連鎖)

エサ(食物連鎖)について解説していきます。

エサについては次の1つがあげられます。

食物連鎖について解説していきます。自然界には食物連鎖のピラミッドがあります。海ではそのピラミッドの土台を支えるのがプランクトンになります。プランクトンはいつも潮の流れに乗って浮遊してきます。その生態のとおり、プランクトンは浮遊生物といいます。プランクトンをエサとする小魚が活発に動き回ります。すると、今度は小魚をエサとする魚が活発に動き回るようになります。

時合とアジング

時合とアジングの関係について解説いたします。

ここでは、アジングで比較的釣れやすい時合で解説いたします。

  • まずめ 朝まずめと夕まずめ(日の出、日の入り時刻の1時間前後)です。捕食が始まるタイミングが一番反応が良いです。
  • 光量 常夜灯など明暗部(明るい所と暗い所の差)を探しましょう。新月、満月の月明かりも影響してきます。
  • 水位 5m程度の水深があると太陽や月明かりが届きにくくなるためめ、明暗部にもなります。また、エサとなるアミは海底に生息しています。深場には深い方が大型がいる可能性が大きいです。
  •   やっぱり夜がベストです。視力が良いアジでも、夜になるとワームぼやけてみえるのか反応が良くなります。また、プランクトンが集まる場所もはっきりするなどの要因があります。
  •  アジは昼行性です。昼間からサビキ釣りでよく釣れます。しかし、いわゆるデイアジングは視力が良いアジに見切られたり、エサ釣りの方のエサに食欲を持って行かれます。しかし、昼もアジングはできますので、釣れるがポイントをしっかり押さえておきましょう。
  • 晴れ 問題なく釣れます。釣り人にとっても気持ちが良いです。時合が変わる前の基準として晴天の昼間にアジングを経験しておいた方が良いです。
  • 曇り 晴れ間から曇りになると、水中も暗くなため、警戒心が薄まって反応がよくなります。ワームのからチェンジなどを考えるタイミングです。
  •  海面が雨にうたれると雨粒の影響で酸素の量が増えてきます、その影響でアジの活性が上がり、タナも表層に上がってきます。
  •  アジの活性は上がるが釣りづらい。ジグ単を重くするか近距離を狙う
  • 潮位 小潮周りがおすすめです。適度に潮が入れ替わり、プランクトンが比較的長く滞在する小潮は同じポイントで長く釣れ続く可能性があります。
  • 水温 アジの適水温は16℃から25℃といわれています。しかし、地域差が大きいようなので目安程度で考えて頂けたらと思います。
  • 流れ 流れはあるほうがいいです。プランプトンと酸素ですなどです。しかし、大潮の流れが速い時間帯は苦戦します。
  • 酸素量 酸素もたくさんあるほうが良いです。流れや雨や風など酸素がふえる要因はたくさんあります。
  • 水質 透明が一番良いと思いますが、多少、濁りがあった方が警戒心が薄まります。
  • エサ(食物連鎖) プランクトンが集まれば、小魚が集まり、もちろんアジも集まってきます。

まとめ

最後にまとめです。

 ここまでいろいろな時合いを紹介してきましたがしたが、難しく考えることは必要ありません。すべてに共通していることは「変化」です。時合が発生する変化(タイミング)はある程度の予測できます。その時間を狙って釣りに行ってみるのもできますし、魚に集中してしまいがちですが、空や海などを眺めてみることも必要です。最後にとても重要なことは「変化」のほとんどがプランクトンです。
プランクトンは目に見えない分、環境の変化が私たちに教えてくれます。釣りは、魚とのだまし合いではありません。「自然を感じる」ことが大切です。

コメント

タイトルとURLをコピーしました