いつもご視聴いただき誠にありがとうございます。釣りって、学べる。です。今回の授業は、夏アジングのポイントです。サイズは一年間の中でも、小さくなりますが比較的、簡単に数が釣りやすい時期になります。しかし、夏アジングは冬や春と同じような釣りをしていると全く釣れないことがよくあります。今回は、夏アジングで釣れるポイントをお届けいたします。最後までよろしくお願いいたします。
いつものように結論から入ります。
- 酸素量を意識する
- 潮が動くところ
- 小アジで練習
それでは、この3つについて、解説していきます。
まずはアジの生態について少しだけ紹介いたします。
今回の夏アジングとは6月から8月までの期間をいいます。
捕食を行う温度、適水温は16度から25度です。夏アジングは適水温よりも高くなってくるためアジにとっては酸欠状態になりやすい時期になってきます。
酸素量を意識する
酸素量を意識するについて解説していきます。
夏アジングは高水温の影響により海水中の酸素濃度が低くなりやすい時期になります。
特に太陽にさらされる表面層は高水温になるため酸素が極めて少なくなります。しかし、水深がある深場の海水は、比較的、水温が低いため酸素が多い状況になってきます。そのためアジは体格に合ったタナに潜んでいます。小さなアジは多くの酸素を必要としないため酸素量が少ない表層付近でも活動できます。大きなアジになるほど、多くの酸素を必要とするため深場や沖の海水温が低く酸素量が多いところでないと活動できません。しかし、アジが移動するのは深場や沖だけではありません。河口や河川も夏アジングのポイントになります。
河口は川の流れがあり水温が低く、酸素の量も多くなるためアジが好む環境が揃っています。ちなみに、川でアジングをすることをリバーアジングと呼んでいます。またアジは河口だけでなく上流にも遡上していきますチヌやシーバスがエサなどを求めて何キロもの上流に遡上していきますがアジは酸素や低水温を求めて遡上していきます。
しかし、雨などによる濁りには敏感です。
潮が動くところ
潮が動くところについて解説していきます。
潮がよく動いているところは酸素が多いところにもなります。地磯などは波が当たる場所が多くあるためサラシが発生します。サラシとは陸に波が当たって砕け白い泡が発生していることを言います。サラシの原因は泡になりますのでサラシのあるところは水中の酸素量が多くなります。
テトラ帯も状況によっては酸素量が多くなるポイントになります。陸の形が不規則な磯ほどのサラシにはなりませんが向かい風になると波がテトラなどの消波ブロックに当たりサラシができてきます。また、波や風が強い場合プランクトンも寄せられてきますのでアジもそこに集まってきます。ただし、サラシができるタイミングは風や波が強いときになりますので十分注意されてください。
小アジで練習
小アジで練習について解説していきます。
夏アジングは表層に小アジが集まりやすい状況でした。
ボトムの低水温のところには大アジが潜んでいるかもしれません。これからアジングを始められる方は少ないチャンスを求めて大アジを狙うより
サイズアップが狙える秋アジングに向けて小アジで練習しておくことをおススメいたします秋になればこの経験を生かして大アジを狙って釣れるようになります。
まとめ
今回の授業のまとめです。夏アジングの時期は海水温が高くなり酸素量も減るためアジは低水温と酸素を求めて移動していきます。沖や深場だけでなく川でも釣れるようになります。潮の動きと合わせて潮がぶつかるところがあるとさらに効果的でした。地磯やテトラ帯などでサラシができているところは狙い目です。初心者の方にとっての夏アジングは小アジを相手に練習するには最適な時期です。大アジが釣れ出す秋アジングに向けて練習することをおススメいたします。
今回の動画が夏アジングの釣果アップの手助けに少しでも慣れれば幸いです
最後までご視聴ありがとうございました。
釣りって、学べる。
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