リーダーの長さ

🧵タックル(釣り具)

いつもご視聴頂き誠にありがとうございます。釣りって、学べる。です。

リーダーの適正な長さについて、一般的に言われる長さを具体的にまとめてみました。今回、紹介する長さは目安となりますので、最終的な長さはお好みで調整されてみてください。

 さて、リーダーとは、ルアーを投げた時や、魚が掛かった時の急激な衝撃を和らげたり、障害物や魚の歯などの接触によるラインブレイク(糸が切れる)ことを防ぐために、道糸(メインライン)の先に結ぶラインのことを言います。

 主にメインラインに、PEやエステルラインを使用する場合に、弱点でもある急激な負荷への耐久性や耐磨耗性を補うために結びます。

 メインラインがフロロカーボンやナイロンラインを使用した場合、メインラインがすでにリーダーと同じくらいの強度がある場合は、リーダーを使用しなくても問題ありませんが、例えばアジングで2lbのメインラインを使用するなど、極限まで細いものを使用したり、障害物が多い場所で釣りをする場合はメインラインよりも強度があるリーダーを付けることもあります。

 リーダーを結ぶ作業は難しく面倒だと思ってしまうかもしれませんが、練習をして結べるようになっておきましょう。リーダーの長さが対象魚や状況などによって、変わることを知っておくと実際の釣り場で役に立つと思います。最後までよろしくお願いいたします。

いつものように結論から見ていきます。

  • 対象魚の体長×2
  • 障害物が多い場所+30cm
  • 深い場所+60cm
  • キャストのとき結び目は外

 それでは、この4つについて解説していきます。本題に入る前に、釣り場ですぐに分かる長さの目安を紹介いたします。日本人の平均身長170cmを参考にさせて頂きます。

  • 手でラインを握った状態を基準とします。
  • そこから肘までがおよそ30cm
  • ラインを握っている方の肩までが60cm
  • その反対の肩までが90cm
  • 両手でラインを握って広げた長さが150cmとなります。

個人差がありますので、詳しい長さは実際に計測されてください。

それでは本題に入ります。

対象魚の体調×2

 例えば、シーバスなど背びれが鋭い魚は、魚が掛かって、やり取りをしている時に、背びれや歯にラインが当たって、切れてしまうおそれがあります。そのような状況を防ぐために、最低でも対象魚の体長より、長いリーダーを取り付けます。具体的な長さは、一般的に言われる、対象魚のランカーサイズを基準とします。シーバスの場合は80cmとなります。

 リーダーの長さは、ランカーサイズの2倍が目安となりますので、シーバスの場合は、80cmの2倍で160cmとなります。

アジの場合は、ランカーサイズと呼ばれる尺アジは、30cmのため、その2倍の60cmになります。

 メバルの場合は、アジと同じく、ランカーサイズと呼ばれる尺メバルは、30cmのためその2倍で60cmとなります。

障害物が多い場所+30cm

 テトラ帯や磯場など、障害物が多い場所で釣りをする場合、メインラインが擦れて切れるのを防ぐためにリーダーを長めに取ります。

 その長さの目安は、対象魚に合わせた長さ×2倍、それに30cmを追加した長さになります。例えば、アオリイカの場合、ランカーサイズと言われる1㎏の場合、同寸がおよそ30cmのため、その2倍で60cm、さらに、30cmを追加して90cmとなります。その長さはラインを握った手から、反対側の肩までの長さになります。

深い場所+60cm

 リーダーにフロロカーボンを使うことが多いと思います。そのフロロカーボンは比重が重く、ライン先端を素早く水の中に沈ませることができます。そのため、深いポイントで、ルアーやエギを操作したい場合は、リーダーを長めに取ると操作がしやすくなります。その長さは障害物が多い場所であれば、両手でラインを握って広げた長さになります。

キャストのとき結び目は外

 リーダーの長さは、ルアーをキャストするときの垂らしにも影響してきます。リーダーは、結び目をロッドから出した状態でキャストします。結び目がトップガイドより中に入っているとキャストした時に、結び目がガイドに引っかかって切れるおそれがあります。ロッドの長さや振りやすさで、リーダーの長さも調整しましょう。重めのルアーは長めでもキャストできますが、軽いルアーほど短めになります。

今回の授業のまとめです。

・対象魚の体長×2

 魚が掛かってやり取りをしている時に、背びれや歯にラインが当たって、切れてしまうおそれがあります。そのため、リーダーの長さは、ランカーサイズの2倍が目安となります。

アジの場合は、尺アジ30cmの2倍で60cmになります。

障害物が多い場所+30cm

 テトラ帯や磯場など、障害物が多い場所で釣りをする場合、メインラインが擦れて切れるのを防ぐためリーダーを長めに取ります。

その長さの目安は、対象魚に合わせた長さに30cm追加します。

深い場所+60cm

 リーダーにフロロカーボンを使うことが多いと思います。そのフロロカーボンは比重が重く、ライン先端を素早く水の中に沈ませることができます。そのため、深いポイントでルアーやエギを操作したい場合は、リーダーを長めに取ると操作がしやすくなってきます。

・キャストのとき結び目は外

 リーダーは結び目をロッドから出した状態でキャストします。結び目がトップガイドより中に入っていると、キャストした時に結び目がガイドに引っかかって切れるおそれがあります。

ガイドの長さや振りやすさでリーダーの長さも調整してみましょう。

 この動画で紹介する表現に、釣りって、学べる。独自の持論もございます。一般的な説明と異なる場合がありますのでご了承ください。

釣りをする際は、地球や人に迷惑をかけないよう必ずルールを守りましょう

以上となります。

 今回の動画が、釣果アップの手助けに少しでもなれれば幸いです。最後までご視聴ありがとうございました。釣りって、学べる。


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