ライトエギング

🦑エギング

いつもご視聴いただき誠にありがとうございます。釣りって、学べる。です。今回はライトエギングについて解説いたします。

ライトエギングの釣り方は、アオリイカのエギングと比べて何が違うのでしょうか?使うエギを小さいエギに変えればそれでいい?など、アオリイカエギングとは少し異なる操作方法などを解説いたします。最後まで宜しくお願い致します。結論は次の7つになります。

①総称してツツイカと呼ぶ

②泳いでいる層を探りあてる

➂アタリ重視のテンションフォール

④乗せ重視のフリーフォール

⑤常夜灯は一級ポイント

⑥見えるイカはサイトフィッシング

⑦見えないイカはバーチカル

①総称してツツイカと呼ぶについて

ライトエギングの主なターゲットとなるツツイカとは、ツツイカ目(筒烏賊目)のイカのことをいいます。ツツイカ類のうち、ケンサキイカやヤリイカ、アオリイカなどの沿岸回遊性のものは眼に透明な膜があるため閉眼類、対してスルメイカやホタルイカなどの沖合に生息するものは眼に膜がなく、開眼類と呼ばれます。近年、ツツイカ目は多系統であることからこれを総称してツツイカと呼ばれたりしています。ツツイカがエギングで陸っぱりから狙える時期は地域によって異なり、夏がシーズンのとこもあれば冬がシーズンの地域もあります。また、イカの種類によっても異なりますので、釣り場付近の釣具店で聞いてみることが一番と思います。ツツイカ系のイカは、日中、比較的水深のある場所に居ることが多く、夜間になると岸際に接岸回遊してくるケースが多いので夜間に釣りをすることを前提に釣り方について解説いたします。釣りの形態として大きく分かれるのは「投げて探る釣り」か「足元を探る釣り」に分かれます。この2種類のシチュエーションで操作方法も大きく変わります。

②泳層を探りあてるについて

ツツイカは海面の浮遊物に紛れて表層を群れで回遊したり、ベイトフィッシュに付いて中層を回遊したり、外敵のフィッシュイーターに怯えて底層から離れなかったりと様々な層を回遊しています。群れで回遊しているため、ツツイカが泳いでいる層を見つけることができれば連続で釣れる可能性もあります。泳いでいる層を見つけることが攻略のカギとなります。また、イカの回遊待ちをしながらキャストを繰り返す際も、イカが活発にエサを追う、潮の流れの圧力の強い層を探り当てることも必要なテクニックです。ツツイカの泳層の探り方の例としては、キャストして、着水後5秒フォールさせて、まず表層付近を探り、次のキャストでは着水後10秒フォールさせて、1投目より下の層を探ります。さらに次のキャストでは15秒フォールさせるなど、キャストごとに着水後のフォールのカウントダウン秒数を変えてイカが泳いでいる層を探ってみましょう。一般的なアオリイカのエギングの釣り方のように一旦底を取って大きく激しくシャクって引いてくるというのと少し異なります。しゃくり方に関してもアオリイカに強くアピールするようなビシバシとしたアクションよりも探る層を外さないようにしましょう。また、イカの群れを散らさないようチョンチョンとアクションするトゥイッチ系の動きで探ります。特に小型のヒイカ釣りのような軽いエギを使い、小さいイカを狙う際は、エギングというよりはアジングで一定レンジをトゥイッチ&フォールさせるような動きをイメージして層を探るのが良いですが、狙うイカのサイズが大きくなれば魚食性が高まりますのでエギングのダートアクションに近い、速い動かし方もツツイカは反応が良くなってきます。

➂アタリ重視のテンションフォールについて

フォール中の操作はラインを張った状態でアタリを待つ「テンションフォール」とラインを緩めた状態で待つ「フリーフォール」の2種類の操作方法に分かれます。アタリを取ってかけに行くフォールを「テンションフォール」といいます。ラインを張った状態でアタリを待つ「テンションフォール」のメリットは、イカがエギを触った違和感を感じ取りやすく、アタリを取ってアワセを入れる素早い釣りに対応しやすくなる点です。また、エギに受ける潮の流れの力も感じやすくなるため、イカが活発にエサを追う潮の流れのある場所・水深を探りやすくなる点もメリットとなります。テンションフォールを行う際には「①エギの重量を重くする」「②穂先の感度の良いロッドをまげてアタリをとる」「③重量の軽いロッドを使用する」「④伸縮性の少ない細いラインを使用する」などを行うことでさらにアタリや水圧に対する感度を上げることが出来ます。反対にテンションフォールのデメリットはラインを張った状態でアタリを待ちますので、エギが手前に手前に寄りやすく、1投での誘いの回数が少なくなってしまう点です。また、エギを引っ張る力が掛かることで、エギの重量+引張力となり、イカにとってエギが重く感じやすく、シビアな状況下ではエギを触っても、抱き込みにくく、すぐ放してしまうこともあります。

④乗せ重視のフリーフォールについて

テンションフォールでアタリはあるけど乗らない状況ではテンションの掛からない「フリーフォール」を途中に入れて、乗せのアクションとして工夫することも良いと思います。ラインを緩めた状態でアタリを待つ「フリーフォール」のメリットは、イカがエギを触った際に違和感を与えにくく、自然に抱き込ませる釣りができます。アタリがあっても乗らないシビアな状況に対応することができます。また、アクションを入れた後にエギが手前に寄りにくく、1投での誘いの回数が多くなる点がメリットとなります。フリーフォールを行う際には「①エギの重量を軽くする」「②イカが活発にエサを追う流れのある場所・水深で潮に流すイメージで操作」など行うことで、さらにイカに与える違和感をなくし、イカの抱き込みを誘発することができます。反対にフリーフォールのデメリットはラインを緩めた状態でイカの乗りを待ちますので、ロッドに伝わるアタリがほとんど感じられない点です。このようにアタリを感じられない際は、アタリを感じずに釣りをする(シャクったらイカが乗ってた)スタイルで通すか、視認性の良いPEラインを使用してラインが走る・フケるアタリを目で捉えて釣りをすることをお勧めします。目視でアタリを捉えるには常夜灯の下などの明るい釣場で釣りをする必要があります。

⑤常夜灯は一級ポイントについて

堤防でライトエギングをする際、イカのエサとなる小魚やプランクトンの集まりやすい常夜灯の下は一級のポイントとなります。常夜灯の下には回遊してきたイカが一時滞留しやすい環境となっており、きっちりと探ることによって取りこぼしなく釣果を上げることができます。常夜灯下の足元の探り方は、イカが見える表層付近でエギやイカを目視しながら行う「サイトフィッシング」とイカが見えない深い層を縦に探る「バーチカルの釣り」の2種類の狙い方があります。

⑥見えるイカはサイトフィッシングについて

エギを見える位置で操作し、イカにエギを抱かせる「サイトフィッシング」はアオリイカのエギングなどでも使われるテクニックです。まずは遠方や深い位置などエギの見えない位置から、アクションを入れて常夜灯の明かりの届く視認性の高いエリアにイカを誘い込みます。深い位置からエギに急速にアクションを入れ、水面付近でピタリと止めるとイカがふっと追尾してくることもあります。イカが目視できればその後は、シャクリは「アピール」、フォールは「乗せ」の動作としてメリハリを付けながらイカとエギの間合いをつめて抱かせます。ツツイカ系はエギを横から抱き込むことも多いのでしっかりと合わせをいれて針掛かりさせるとよいでしょう。

⑦見えないイカはバーチカルについて

フィッシュイーターが表層にいる際は、なかなか底からイカが浮き上がらず、見えない底層付近を回遊していることがあります。また、遠投して沖から探って来たものの、イカを乗せきれず、結果的に足元までイカを連れてきている状況もあります。しかし、見えない深さがゆえにイカに気が付かず、エギを回収して次のキャストへ移り、釣りこぼしてしまうことがあります。それらの釣りこぼしを防ぐための釣り方が、見えない深さ「足元でのバーチカル(縦)の釣り」です。エギが底付近の底を切った状態から操作を始めます。1竿分しゃくり上げます。シャクリのアクションは1段シャクリでもチョンチョンとトゥイッチさせながら竿を立てていく跳ね上げアクションでも可です。その後はフォールで乗せのアクションに移ります。フォールのさせ方は2種類あります。一つ目は立てた竿を急速に降ろして糸ふけを作り、フリーフォールさせて乗せの間を作る方法です。しゃくった後5秒待ち、しゃくった後5秒待ち…などを繰り返し、カウント・シャクリでイカが乗っていれば次のシャクリが合わせになりヒットします。アタリを取って釣りがしたい場合は、沈んでいく糸ふけが途中でふけたまま止まるとイカがエギに抱き着いたサインとなりますので、アタリを目視したら合わせを入れてイカを掛けます。二つ目はシャクリの際に、立てた竿をエギのフォールスピードに合わせて降ろし、ラインを張ったままフォールさせる方法です。竿を下げながらラインを張ったままゆっくりフォールさせると、途中でイカがエギを触ると糸ふけが生まれます。それがアタリのサインとなり、合わせを入れてイカを掛ける動作に入ります。アタリの出方は、イカがエギを持ち上げてラインが緩むイメージです。

今回のまとめです。

①総称してツツイカと呼ぶ

②泳いでいる層を探りあてる

➂アタリ重視のテンションフォール

④乗せ重視のフリーフォール

⑤常夜灯は一級ポイント

⑥見えるイカはサイトフィッシング

⑦見えないイカはバーチカル

イカがだったでしょうか。今回の授業は以上となります。ライトエギングの授業が今後の釣果アップの手助けに少しでもなれば嬉しいです。

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