ヒラメ

ヒラメ

 いつもご視聴いただき誠にありがとうございます。釣りって、学べる。です。今日も一緒に釣りの勉強をしていきましょう。今回のテーマは「ヒラメ」を解説していきます。

 ヒラメは、その美味しさと高級魚としても有名な魚です。ルアー釣りやエサ釣り両方の対象魚としても人気があります。今回は、ヒラメ釣りの入門編として、ヒラメの生態と釣りの概要について解説いたします。この授業を受けることによって、ヒラメ釣りを始めるにあたって「釣る力」の基本を身に付けることができます。最後にルアーフィッシングだけでなく、エサ釣りの堤防泳がせ釣りのポイント10選も紹介いたします。

最後まで宜しくお願い致します。

いつものように結論からみていきましょう。

  • 全国で釣れる
  • 1年中釣れ
  • 流れと地形に変化
  • 釣り方紹介[補足]

この3つと補足について解説いたします。

全国で釣れる

 全国で釣れるについて解説していきます。

 分類・学名は、カレイ目ヒラメ科ヒラメ属。特徴は、口が大きく、鋭い歯が並びます。

日中は海底の砂に潜って顔だけを出して、体を海底と同じ色に変化させてじっとしています。

 ヒラメは、日本各地の沿岸に生息し、水深20~200m前後の砂泥底(さでいぞこ)を好みます。

 大きさは、メスはオスより成長が速く、メスは1歳で34cm、2歳で46cm、3歳で56cm、4歳で63cm、5歳で68cmになります。オスは、1歳で33cm、2歳で42cm、3歳で47cm、4年で50cm、5歳で52cmになります。

最大で1mほどにもなります。およそ3年で成熟し、寿命は12歳前後になります。

 小さなサイズは「ソゲ」と呼ばれ、具体的に「何cm未満」という決まりはないようですが、資源保護の観点から、リリースすることが推奨されています。

 卵から孵化した仔魚は、一般的な魚と同じように目が両側に付いています。体長1cmくらいになると右目が左へ移動し始め、海底に降りて体の左側を上にして砂底に横たわるようになります。

1年中釣れる

 1年中釣れるについて解説いたします。

 ヒラメは、岸からでも、ほぼ1年中狙えることができます。春から初夏にかけて繁殖期となります。

 ヒラメの適水温は12~25℃で、春と秋がベストシーズンになります。夏は、水温が上昇している時間帯は厳しため、水温が低下してる朝マズメが釣れる可能性があります。冬は、多くのヒラメが沖の深場に移動していきます。 

特に、ヒラメ釣りのベストシーズンは秋になります。エサとなる小魚がたくさん岸際に集まってくる時期にもなり、ルアーへの反応もとても良くなります。初めてヒラメのルアーフィッシングにチャレンジされる方は、秋が良いかもしれません。 

1mを超す「座布団クラス」は、冬が狙い目です。身体が大きくて体力があるため、水温が下がっても深場に落ちることなく、エサを獲ることができます。

流れと地形に変化

流れと地形に変化について解説していきます。

 ヒラメを岸から狙う主な釣り場は、サーフや堤防からの釣りが中心になります。

 釣り場の底質が砂や泥であって、流れや地形に変化があり、小魚の回遊がある場所、プランクトンが溜まる場所であれば可能性があります。

 代表的な流れと地形の変化をあげると、次の4つが上げられます。

  • 離岸流
  • かけあがり
  • ヨブ
  • 河口

 離岸流とは、潮が沖に向かって流れているところをいいます。岸に向かってくる波は沖の砂を運んできます。離岸流のように沖に向かっていく流れは、岸にある砂を沖に運んでいきます。そのため波が向かってくる場所は砂が溜まり水深が浅く、離岸流があるところは、砂が沖に運ばれるため水深が深くなります。流れがあり水深が深い所には、ヒラメがエサとしている小魚が集まりやすいため、ヒラメがいる可能性があります。

 離岸流の見つけ方は、波がほとんど起きていないところがポイントです。沖から打ち寄せる波が離岸流で打ち消されて波がなくなってしまうためです。

 かけあがりとは、海底の砂が、急激に深くなった状態のところをいいます。潮の流れが複雑になり、海底に流れのヨレが発生するため、プランクトンが集まりやすく、そのプランクトンを求めて小魚が集まるため、ヒラメもいる可能性があります。

 かけあがりの見つけ方は、波が周囲よりも少し高くなるなっているところがポイントです。沖からの波が、カケアガリにぶつかると高くなります。

 ヨブとは、海底の砂が、複雑な潮の流れによってできた起伏のことをいいます。海底の地形の変化が少ないサーフの場合でも、ヨブは必ずあります。小さな変化になりますが、潮の流れに変化がでる場所になりますので、キスなどのが溜まりやすい場所になるため、ヒラメがいる可能性があります。

 ヨブの見つけ方は、波が一部だけ高くなっていたり、波が上がるまでの時間が遅いところがポイントになります。海底にヨブを作る複雑な流れがあると、波に変化が起こります。

 河口とは、河川が流れ込んでいる場所をいいます。川からたくさんのプランクトンを含んだ水が流れ込んでくるため、ヒラメだけでなく、多くの魚が集まってきます。

 河口の見つけ方は、地図や衛星写真で確認して、海につながっている河川がポイントです。河川の大きさには関係なく、大雨しか流れない河川も狙い目です。

 その他では、波消しブロックなどの障害物周りもポイントになってきます。

ヒラメは、強い日差しを嫌うので、マヅメ時が狙い目です。

釣り方紹介[補足]

最後に、ヒラメを岸から狙う2つの釣り方を補足いたします。

ルアーフィッシングは次のようなタックルがベースとなります。

  • ロッド:フラットフィッシュ用やシーバスロッドなどの10フィート前後
  • リール:中型スピニングリール(4000番前後)
  • ライン:PE0.8~1.5号
  • リーダー:フロロカーボン20~30ポンド
  • ルアー:フローティングミノー、シンキングミノー、バイブレーション、メタルジグ、ジグ単など

フローティングミノー、シンキングミノー、バイブレーションなどをローテーションして狙っていきましょう。

エサ釣り(堤防からの泳がせ)は次のようなタックルがベースとなります。

  • 竿:磯竿3~4号(長さ4~5m程度、20~30号のオモリ対応)
  • リール:中型スピニングリール(4000番前後)
  • 道糸:ナイロン4~6号(PE2~3号)
  • サルカン:三又サルカン
  • ハリス:フロロカーボン3~5号(長さ1m程度)
  • 針:ヒラメ針(がまかつ:管付きヒラメなど)
  • 捨て糸:フロロカーボン2~3号(長さ1m程度)
  • オモリ:20~30号
  • エサ:生きたアジ10~15cm(サビキ釣りで現地調達など)

堤防泳がせ釣りのポイント10選

  1. 生き餌は狙うポイントに軽くキャスト
  2. 置き竿でアタリを待つ
  3. リールのドラグは緩め
  4. アタリがあっても合わせない
  5. ヒラメ40(40秒くらい待つ意味)
  6. 少しずつエサを捕食するの待つ
  7. エサをすべて飲み込むと移動
  8. ここでアワセ入れる
  9. 道糸を緩めないように同じ速度で巻く
  10. バレやすいため無理せずタモ網ですくう

まとめ

 全国で釣れるについて、ヒラメは、海底の砂に潜って顔だけを出して、体を海底と同じ色に変化させてじっとしています。分布は、日本各地の沿岸に生息し、水深20~200m前後の砂泥底(さでいぞこ)を好みます。大きさは、メスはオスより成長が速く、メスは5歳で68cmになり、オスは、5歳で52cmになります。最大で1mほどにもなります。およそ3年で成熟し、寿命は12最前後になります。

 1年中釣れるについて、ヒラメは、岸からでも、ほぼ1年中狙えることができます。春から初夏にかけて繁殖期となります。適水温は12~25℃で、春と秋がベストシーズンになります。夏は、水温が低下してる朝マズメが釣れる可能性があります。冬は、多くのヒラメが沖の深場に移動していきます。  特に、ヒラメ釣りのベストシーズンは秋になります。初めてヒラメのルアーフィッシングにチャレンジされる方は、秋が良いかもしれません。

 流れと地形に変化について、ヒラメを岸から狙う主な釣り場は、サーフや堤防からの釣りが中心になります。代表的な流れと地形の変化をあげると、次の4つが上げられます。

  • 離岸流
  • かけあがり
  • ヨブ
  • 河口

 離岸流とは、潮が沖に向かって流れているところをいいます。波がほとんど起きていないところがポイントです。

 かけあがりとは、海底の砂が、急激に深くなった状態のところをいいます。波が周囲よりも少し高くなるなっているところがポイントです。

 ヨブとは、海底の砂が、複雑な潮の流れによってできた起伏のことをいいます。波が上がるまでの時間が遅いところがポイントになります。

 河口とは、河川が流れ込んでいる場所をいいます。海につながっている河川がポイントです。

 その他では波消しブロックなどの障害物周りもポイントになってきます。ヒラメは、強い日差しを嫌うので、マヅメ時が狙い目です。

今回の授業は以上となります。ヒラメの授業が、ヒラメを「釣る力」の手助けに少しでもなれれば幸いです。

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