クロダイ(チヌ)のポイント

 いつもご視聴いただき誠にありがとうございます。釣りって、学べる。です。今回のテーマは「クロダイ(チヌ)のポイント」を解説していきます。

 クロダイは同じ場所に留まっているわけではなく、海底の砂場をうろうろと泳ぎまわり、一般的な防波堤であれば意外と何処でも手軽に狙える魚です。大都会の港湾部でも狙える魚なので、釣り場でこだわる必要はなく、良く行く釣り場で、クロダイが居そうなポイントを見つけた方が釣果に繋がりやすいと思います。今回の「クロダイ(チヌ)のポイント」を学ぶことによって、クロダイ(チヌ)が潜む場所を知ることができます。最後まで宜しくお願い致します。いつものように結論からみていきましょう。

  • 何処でも釣れる
  • 春夏秋冬釣れる
  • 昼も夜も釣れる

この3つについて解説いたします。

何処でも釣れる

何処でも釣れるについて解説いたします。

一般的な堤防釣りでクロダイが釣れるポイントをみていきます。

代表的なポイントは次の7つになります。

  • 波止先端
  • テトラ帯
  • 港内の角
  • 石積みの波止
  • 河口
  • スリットケーソン
  • 沖堤

それぞれ詳しく解説していきます。

【波止先端】海釣りでは潮通しの良い波止の外向きを狙うのが一般的ですが、クロダイは潮の流れさえあれば、外向き、内向き関わらず狙うことができます。潮の流れと合わせて、水深がある場所の方がクロダイの魚影が濃い傾向にありますので、先端付近は絶好の好ポイントになります。

【テトラ帯】防波堤や護岸の沖向きに設置されている、テトラポッド(消波ブロック)も絶好のポイントとなります。潮通しの良いテトラ帯はずべてはポイントになりますが、その中でもテトラの切れ目や角になっている場所は、複雑な潮の変化を生み出すため、一級ポイントになります。一部分が飛び出していたり、一部分が崩れてしまっているような変化がある場所は狙い目です。

【港内の角】エサとなる小魚や岩ガニなどのエサが豊富な場所、特にイガイが付いているような場所であれば波止際でもクロダイは寄ります。浮遊するゴミも流れないような場所では期待が少なくなります。

【石積みの波止】河口部に近く磯にも隣接した釣り場になっており、このような場所は一級ポイントになります。特に乗っ込みの時期などは磯際に近いポイントが良く、大型のチヌが期待できるポイントです。

【河口】すでに紹介しましたが、汽水域の河口部は良いポイントになります。濁りの入りやすい場所ということもあり、比較的クロダイの警戒心が緩むポイントです。ただし、ある程度上流域で狙うのであれば、潮の流入が期待できる満ち潮のタイミングを狙うのが良いでしょう。似たような釣り場で、河口とは違って運河がありますが、浅場(シャロー)のルアーフィッシングで狙うのであれば、運河は超お勧めのポイントになります。水深が1m程しかないような浅場でも、マズメ時と夜釣りの限定であれば、十分な釣果が期待できます。

【スリットケーソン】護岸を形成するケーソンブロックの中には、内部に海水が出入りする構造になったものがあり、これをスリットケーソンと呼びます。ただの壁とは違って波止にあたる潮流に変化が生じ、エサも豊富なこともあって、スリット内部にはクロダイをはじめ様々な魚が住み着いています。
普段人が寄りつかないような場所であれば、日中でも波止際で狙える超一級ポイントになります。

【沖提】沖堤(沖の一文字)は、水深も十分にある潮の流れの良い釣り場で、特に釣り場に拘る必要はなく、風の影響などを考慮して、釣りやすい場所を選ぶ方が良いでしょう。磯場のない都会では乗っ込みが最初にスタートする場所といっても良く、場所によってはまだ厳冬期の時点から大物が数上がる釣り場もあります。

春夏秋冬釣れる

春夏秋冬釣れるについて解説いたします。

釣れる時期は地域によって異なりますので、水温などを参考にして頂けたらと思います。

基本的には、水温の高い夏季は浅瀬の堤防や河口、運河、水温が低い冬季はある程度水深のある波止で狙う方が効果的となります。

波止釣りのクロダイは、一年を通して釣ることができる魚です。クロダイが捕食活動を行う適水温は10℃~30℃で、堤防釣りの対象魚としては、最も幅広い水温への適性があります。クロダイが活発に捕食する最適温は15℃~25℃となります。この水温であれば水深10m以下の浅場で十分狙えることができます。

10℃を下回ると、10m以上の深場でないと釣果への期待は少なくなります。

良型サイズが最も期待できるシーズンは水温が16℃を超えると始まる「乗っ込み」と呼ばれるの時期になります。この時期は波止よりも、岩礁帯の多い磯や、磯が近くにあるポイントが期待できます。

漁港内など、堤防での数釣りを楽しむ場合は、活性が高い7月~11月頃が狙い目です。しかし、夏から秋にかけてはエサ取りの魚が多い時期にもなりますので、ダンゴ釣りや落とし込み釣りなど効果的です。

水が澄んでいるような釣り場でも、雨が多い6月から7月の梅雨時期に、濁りが入って釣れることもあります。

昼も夜も釣れる

昼も夜も釣れるについて解説いたします。

一般的な魚は、いわゆるマズメの時間帯が良く釣れると言われていますが、クロダイは、時間帯や潮の状況に応じてポイントを選べば昼夜問わず狙うことができます。

朝、夕のマズメは、浅い場所に上がってきます。テトラの掛け上がりや、波止場の穴の中などで狙えます。

日中は少し沖目の底付近を回遊していたり、波止場は沈みテトラの切れ目付近にいますので、棚は深めに設定して狙います。

日が沈むにつれて、夜になると、テトラや波止際に沿って浅場まで上がってきます。夜は警戒心も薄くなるため、夜釣りでも釣果が期待でき、この時間に釣れるクロダイは大型が多くなります。

潮が完全に止まる時間帯は、活性が落ちるだけでなく、警戒心も高くなるので、厳しい釣りになってきます。しかし、クロダイは潮止まり前後2時間が狙い時とも言われています。潮止まりは釣れる時間帯の目安として考えるとクロダイ釣りが楽しくなります。

まとめ

 今回のまとめです。

 クロダイが釣れるポイントは7つありました。

  • 波止先端
  • テトラ帯
  • 港内の角
  • 石積みの波止
  • 河口
  • スリットケーソン
  • 沖堤

潮や水温などからクロダイが潜む場所を推測すると常にどこかでクロダイを狙うことができます。

波止釣りのクロダイは、一年を通して釣ることができる魚でした。クロダイが捕食活動を行う適水温は10℃~30℃で、クロダイが活発に捕食する最適温は15℃~25℃となります。この水温であれば水深10m以下の浅場で十分狙えることができます。

クロダイは、時間帯や潮の状況に応じてポイントを選べば昼夜問わず狙うことができます。

朝、夕のマズメは、浅い場所に上がってきます。テトラの掛け上がりや、波止場の穴の中などで狙えます。日中は少し沖目の底付近、夜になると、テトラや波止際に沿って浅場まで上がってきます。潮止まり前後2時間が狙い時とも言われています。潮止まりは釣れる時間帯の目安として考えましょう

 今回の授業は以上となります。「クロダイ(チヌ)のポイント」の授業が、黒鯛(チヌ)の釣果アップの手助けに少しでもお役に立てれば嬉しいです。

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