いつもご視聴いただき誠にありがとうございます。釣りって、学べる。です。今回のテーマは「うなぎ」を解説していきます。
うなぎは、高級魚として有名で、美味しくて栄養価が高く、特に夏の土用の丑の日に食べる習慣があります。
そのようなイメージとは裏腹に、近所の河川や街中でも釣ることができるほど、とても身近な対象魚です。
さらにとてもシンプルな仕掛けで挑戦できて、難しいテクニックも必要ありません。
今回の「うなぎ」を学ぶことによって、うなぎの生態や釣り方の概要などを知ることができます。
最後まで宜しくお願い致します。
いつものように結論からみていきましょう
最盛期は梅雨前後
海とつながる川
1本針待ちの釣り
それではこの3つについて解説いたします。
最盛期は梅雨前後について解説いたします。
分類は、ウナギ目ウナギ科ウナギ属、標準和名で二ホンウナギといいます。
北海道南部より南側の日本全国に生息していて、大きいものでは1mを超えます。
体表はヌルヌルとした粘膜に覆われていて、ヘビのように体をくねらせて泳ぎます。
夜行性で、日中は岩のすき間や泥の中に隠れています。
夜になると活動を開始し、甲殻類やカエルなどの両生類、小魚などを捕食します。
釣れる時期は、春から秋にかけて、最盛期は梅雨の前後が良く釣れます。
河川の中流から下流域や、河口、湖沼がおもな生息域です。海の内湾でも釣れることもあります。
海とつながる川について解説いたします。
うなぎは、淡水域で生活し、海に下って産卵とふ化を行なう「降河回遊」の魚です。
太平洋のマリアナ諸島西方海域の水深150m前後で生まれた仔魚は、レプトセファルス幼生となって4~6ヶ月をかけて北赤道海流から黒潮によって東アジアの生育場に運ばれます。
5cmのシラスウナギとなって沿岸にたどり着くと河川をさかのぼって、エビや魚類などのエサを取りながら成長します。
そして、オスでは5年、メスでは10年前後で海に下り、再び産卵のためにはるか南方の産卵場を目指すと考えられています。
1本針待ちの釣りについて解説いたします。
主な釣り方は、夜釣りが中心で、ドバミミズやテナガエビをエサにしたブッコミ釣りでねらうことが多いです。
ウナギの生息域は広いため、人の生活圏のすぐ近くが釣りの舞台となります。
特に汽水域など海とつながっている川であればどこでも可能性があります。
アユが釣れるような清流では美味しいウナギが釣れます。
仕掛けは、ぶっこみ釣りが一般的で、1本バリで待ちの釣りになります。
ぶっこみ釣りとは、仕掛けを投げ入れたらのんびりと待ちながら楽しめるスタイルの釣りのことを言います。
竿は、振り出し投げ竿やシーバスロッドなど2.1m~3.6m程度のものを使用します。
リールは小型のスピニングリール。
ロッドの先端には夜でもアタリが分かるようにケミホタルを取り付けます。
道糸はナイロンもしくはフロロカーボンの3号前後、
オモリは亀型オモリ10~15号、重さは使用する竿に合わせて選びましょう。
ゴム管とサルカンを取り付けます。
ハリスはナイロンもしくはフロロカーボン3号で20~30cm程度、
ハリはウナギ針12~14号を使用します。
ウナギ専用の針が売られているので、それを使うのが良いと思います
エサはドバミミズなど太めのものが効果的です。
あたりは、穴から頭をニョキっ出していて、
エサを捕食するときはこの穴から出てきて、
エサをくわえると素早く穴に戻ります。
美味しい食べ方、蒲焼き、白焼きが代表的です。
釣ってすぐに食べるのではなく、きれいな水で数日ほど泥を吐かせてから調理しましょう。
今回のまとめです。
うなぎは意外なほど身近で釣れて、しかも、仕掛けもシンプルな釣りでした。
「待つ」ことさえできれば、比較的、簡単に釣ることができます。
近年価格が高騰していますが、うまく釣れれば貴重な天然ウナギの味覚を味わえます。
しかし、近年の減少は著しく、環境省のレッドリストでは、絶滅危惧ⅠB類に指定されています。
遊漁規制や漁業調整規則などの漁業権が設定されている場所もあるので、釣りをされる際は必ず確認しましょう。
希少なウナギだけに過度なキープは控えておきたいですね。
今回の授業は以上となります。
うなぎの授業が、うなぎの釣果アップや保護活動の手助けに少しでもなれれば嬉しいです。
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