【冬アジング2023】どうすれば冬でもアジを釣ることができるのか?

🧵タックル(釣り具)

「今よりも一歩幸せに!」 どうも〜 “釣りって、学べる。”です。

今回は、冬アジング2023ということで解説していきます。

一般的に冬は、アジに限らず、海水温の低下に伴って魚の活性が下がる時期です。

陸っぱりアングラーにとっては、文字通り冬の時代が到来するという訳ですね。

じゃあ、春まで待ちますか?

待てるわけないですよね?

釣りをしていないと禁断症状が出てしまうそんなあなたのために、どうすれば冬でもアジを釣ることができるのか解説していきます。

結論は次のとおりです。

海水温が安定しているところに居着きやすい。

プランクトンや酸素が豊富な海底でほとんど動かず過ごしている。

「リトリーブ」によるプランクトンパターンで釣れる可能性が高い

海水温を調べるためのアプリを上手く使いこなす

ということで、本日の目次です。

1. アジの適水温は?

2. 冬のアジはどこにいる?

3. 冬のアジの釣り方は?

4. 適水温はどうやって調べる?

の順に解説していきます。

動画の最後には、特典パートとしてアジの美味しい食べ方をご紹介いたしますので、最後までご覧いただけたら幸いです。

それでは本編に入ります。

【1.アジの適水温は?】

アジの適水温は16〜25℃で、この温度域はアジが捕食活動をする温度と言われています。

その中でも、アジの活性が最も高くなる水温は、19〜23℃とされています。

逆に、アジが活動できる限界水温は10℃と言われています。

アジの主なベイトでもあるカタクチイワシも適水温15〜25℃、生存水温10℃とアジに近い適水温となっています。

1月、2月ともなると水温が10℃を下回る場所も出てきます。

アジやイワシが生きられない水温なんだから釣れるわけがないですよね?

大丈夫です。この後にしっかりと釣れる場所を説明してるので、楽しみにしていてください。

では、このように海水温が下がった場合、海の中はどうなっているのでしょうか?

まず、アジのエサとなるプランクトンの繁殖スピードが減少します。

プランクトンが減れば、それを捕食するイワシなどのベイトも減少します。

ベイトがいなければ泳ぎ回るだけ無駄ですから、アジはできるだけ体力を使わずに、大人しくしているということですね。

でも、決して断食しているわけではないので、エサを見つけたら基本的には食べます。

そんなアジにルアーを届けるのが、我々アングラーのお仕事というわけです。

【2.アジはどこにいる?】

それでは、冬のアジは全くいなくなってしまうのか?

もちろん、そういうわけではありません。

まずアジの説明の前に、冬の海の特徴を説明すると、溶存酸素量が多くなるということが言えます。

溶存酸素量とは海水中に溶け込んでいる酸素量のことを言います。

酸素量は海面付近で最も多く、また、海水に溶ける酸素量は海水温によって決まってきます。

そして、酸素は水温が低いほど水に溶けやすいという性質を持っています。

それでは、もう一度海の様子を確認してみましょう。

表層付近は潮の流れで水温が低くなります。

ボトム付近は流れが安定しているため、暖かい水が残っている状態です。

先ほど説明したように、アジも寒いのは苦手なので、暖かい場所、つまりボトム付近を好むということですね。

でも、全てが居座るというわけではなく、大きく二手に分かれることになります。

安定した水温を求めて港内や湾内にジッと居座る、居着き型のアジと適水温とベイトを求めて渡り鳥のように外海を目指して出ていく回遊型のアジに分かれます。

これらの特徴を踏まえて、冬のアジが釣れる具体的なポイントを説明すると

・漁港の外側よりは内側の潮が緩い場所

・港湾部の湾奥付近やスロープの際

・船の通り道であるみお筋

・温排水が出ている場所

となります。

夏とは違って「潮の緩い場所」というのが一つのポイントです。

これらの場所を重点的に探っていくと、冬アジに出会える確率が上がります。

そして、居着き型のアジの大きな特徴として、「型が良い」ということが言えます。

居着き型のアジは、できるだけ体力を使わずに海底に留まっています。

冬の海底は、溶存酸素量も多く、栄養や酸素は摂りやすい環境になっているため、脂の乗ったデカアジが期待できるということです。

冬アジングは、めちゃくちゃ寒いですが、その分、メガ、ギガ、テラアジに出会える絶好のチャンスと言えるわけです。

想像しただけでも最高ですよね?

【3.冬アジの釣り方は?】

先ほど、アジには回遊型と居着き型の2種類がいると説明しました。

このアジには、捕食するエサにも大きな違いがあります。

回遊型のアジは小魚などのベイトを好み、居着き型のアジは底に溜まるプランクトンを好む傾向があります。

それでは、それぞれのパターンで説明していきます。

回遊型は、朝夕マズメ時の活性が高い時に、若干重めのジグヘッドを使って、ちょんちょんと上下に動かして、ふらふら〜っと落とす「フォール」で食わせるような釣り方になります。

時合が短いことが多いので、時間との戦いです。

次に居着き型のアジは、回遊型のアジと違って、上下に動くことを嫌う傾向にあるので、ワームをプランクトンに見立てて、ゆっくりと漂わせる「リトリーブ」による釣り方になります。

こちらは、ちょっと前にアップした「アジングのテクニック」という動画でも解説していますので、ぜひご覧ください。

つまり、ヘタな経験者よりも、ただ巻きしかできない初心者の方がボコボコ釣ってしまうということも起こり得るわけです。

そして、冬アジングは、寒さだけでなく北西の偏西風との戦いでもあります。

そもそもアジングは、軽量のジグヘッドなどを使うので、特に風の影響を強く受ける釣りです。

風にあおられてキャストもままならず、キャストできてもルアーがどこにいるのかもよくわからず、「寒い中で何をやってるんだろ・・」と心が折れた方も多いですよね?

ですから、プランクトンパターンを意識した1g前後のジグヘッドだけではなく、最低3g程度のジグヘッドも持ち込むようにしましょう。

【4.適水温はどうやって調べる?】

先ほど、冬アジは水温が大事だという話をしました。

でも、どこぞの学者のようにいちいち調べるのも面倒です。

ではどうやって海水温を調べるのか?

せっかくなので文明の利器を使っちゃいましょう。

それは、ご存知の方も多いと思いますが「Windy」というアプリです。

アプリでは、色で海水温が確認できるようになっています。

このアプリは、その名の通り、風速、風力を調べるアプリで、風裏を調べるのに役立つだけでなく、波の高さ、海水温など、天候に関わることはほとんど調べることができます。

まだインストールしていないという方がいれば、非常に便利なアプリなので、インストールしておくことをおすすめします。

【まとめ】

それでは、本日の復習です。

アジの適水温は16〜25℃のため、冬のアジは比較的温度が安定している海底や、温排水の流れ込みなど海水温が安定しているところに居着きやすいです。

冬の居着きアジは、プランクトンや酸素が豊富な海底でほとんど動かず過ごしているため、脂が乗ったデカアジに出会える絶好のチャンスです。

この居着きアジは、「リトリーブ」によるプランクトンパターンで釣れる可能性が高く、複雑なロッド操作が必要ないため、初心者の方でも釣れる可能性があります。

そして、冬アジを釣る上で、最も大事である海水温を調べるためのアプリ「Windy」を上手く使いこなしましょう。

春や夏よりも難しいことは間違いありませんが、それでもこの動画がきっかけでアジングを初めてくれる方が出てくれたら嬉しいです。

【特典パート】

それでは特典パートです。

ここでは、アジのおすすめの食べ方を2つ紹介したいと思います。

まず1つ目は、チーズアジフライです。

身の間にチーズを挟み、外側を大葉で巻いてフライにします。

チーズがとろりと溶けて、いつものアジフライとは違った味わいです。

さらに大葉を巻くことで、魚の風味が苦手な方も美味しく食べられる一品となっているので、ぜひお試しください。

2つ目は、アジのカルパッチョです。

ただの刺身も美味しいのですが、洋風にドレッシングで食べてみてはいかがですか?

これはこれでお酒に合いますよ。

他のおすすめの食べ方についても、ぜひコメント欄で教えていただければと思います。

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